萬湯奔想>黒部アルペンルート・安曇野・上高地・新穂高・白骨温泉の旅-1
安曇野・新穂高の旅 1日目 |
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| 夏休みを利用して家族で黒部・アルペンルートを訪れることにした。ちょうどハイシーズンで沖縄や海外は割増料金がたっぷりかかる時期でしたので 自分で旅行を計画することにしました。 出発前に色々シュミレーションを行いました。電車で行くと岡山から富山県の黒部まで片道約15000円程度で大人2人で往復となると電車賃だけで6万円を超えてしまう。また現地でレンタカーを借りる必要が出てくるので 却下とした。 黒部峡谷鉄道(トロッコ列車)にも乗ってみたかったが 黒部峡谷鉄道とアルペンルートの両方を堪能するとなると富山県で2日以上が必要となるため今回は見送った。黒部峡谷鉄道沿いには黒薙温泉や名剣温泉など秘湯も多い。多くの人は終点で折り返して帰ってしまうが 是非黒部峡谷で宿泊してみてください。黒部峡谷鉄道の始点は宇奈月温泉街であるが ここは日本一の透明度の温泉ということで私は興味ありません(後述)。 今回の宿泊先も例によって前日に電話で予約、一風変わって天狗平山荘という山小屋を予約した。山小屋と言っても風呂があり個室も希望できる。さすがにテレビは無い。初日のみの行動は決定して出発したが2日目以降は全く何も決めていない。 恒例によって嫁には何処に行くかも知らせていない。出発前に登山準備と水着・テントを準備するように指示した。 |
一路立山へ |
| 2001年8月7日 仕事を終えて車に荷物を積み込んで出発。22時頃だった。岡山ICより山陽道を大阪方面に進む。嫁には取りあえず高速道路を東に勧めと指示した。途中から息子(1歳10ヶ月)が泣き出して困る。私が運転している間はそれほどでもないが 嫁に運転を代わると発狂したように泣き出して挙げ句の果てに嘔吐してしまう始末。運転席の嫁のところへ行きたがり しばらく膝の上で大人しくしていたが ハンドルを握ったりハザードボタンを押したりと悪戯もやめない。 日付が変わって8月8日、琵琶湖付近の多賀IC付近で夜が明け始める。北陸自動車道に入ると海岸線沿いの道となって気持ちがよい。大学自体にこの高速で赤倉や八方尾根にスキーによく行ったが 思えば夜間ばかりの走行で日中に走るのは初めてである。 目的地の立山ICには午前9時頃到着。息子が暴れたせいで予定より2時間遅れとなった。 お勧めリンク 立山町観光協会 |
アルペンルートへ・立山駅 |
| 一般道を南下して黒部アルペンルートの富山側入り口であるケーブルカー乗り場(立山駅)に到着した。ICからは案内板が充実しているので迷うことはないだろう。駐車場は無料で収容台数もかなり多いのだが 駅に近い駐車場は満杯でなかなか駐車スペースが見つからない。 アルペンルートで自家用車で行けるのはここまで。ここで車をおいてことになるのだが 車の回送サービスがあり 5時間ほどで長野側の入り口である扇沢に回送してくれる。ただし料金は26000円!。手間を考えると仕方のない値段かもしれないが これについては出発前から悩んでいた。回送しない場合はアルペンルートを引き返してくる必要があるが 実はその往復運賃も結構な値段になるので微妙なところである。結局試しに利用してみることにした。(結論としては大人2人での利用は損だと私は感じました;後述) お勧めリンク 立山トラフィックサービス 駅の傍らには 立山カルデラ砂防博物館がありましたが 時間の関係で見学できませんでした。基本的にこの手のものは好きなんですが・・・。作業用のトロッコ軌道などをつかった野外学習などもされているようですが基本的に予約制で しかも一度以前に砂防博物館を見学した人に限定しているようです。(申し込みに入館券の半券が必要) トロッコ軌道や壊滅してしまった立山温泉などは一度見てみたいのですが 黒部トロッコ列車と共に今後の旅の目標にしたいと思います。 お勧めリンク 立山カルデラ砂防博物館
ケーブルカーは時間指定されるが 私の場合は直ぐ次の便に乗れた。改札が始まると急いで窓側の席を確保したが それは無意味であった。ケーブルカーが出発すると進行方向右手はコンクリートの壁で左手は木々しか見えない。美女平まで1.7km、斜度は30度くらいです。
お勧めリンク アルペンルートホームページ |
美女平・高原バス |
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ケーブルカーは7分ほどで美女平のバス乗り場に到着。ここでサングラスを購入するか迷ったが 結局天気が余り良くなく不要であった。 しばらく待ってバスに登場する。このバスはモーターとディーゼルエンジンを組み合わせた低公害車両だ。このバスで室堂まで約55分 23km行くことになる。途中で車内に観光案内が放送され 要所ではバスが一時停止して日本一の落差(350m)を誇る称名滝などを見せてくれます。初夏には称名滝の横に落差500mのハンノキ滝が出現しますが 渇水期には水が枯れてしまうので見れません。 このバスルートは黒部第4ダムの建設のために数台のブルドーザーで切り開かれたもので 豪雪のために冬季は閉鎖されますが 毎年春には約一億円をかけて除雪され高さ20m近い雪の壁を縫って進むバスが観光の目玉になります。終点の室堂との標高差は約1500mあるため気温差は-10度もあり 途中から森林限界を超えるために一面の草原になります。 室堂に着く直前にバス左手下側にソーメン滝が見えます。称名滝の上流にあたり称名滝のダイナミックさとは対称的は美しい滝です。室堂から車道沿いにあるいても20分前後で行けるのではないでしょうか?落差は120mです。 |
室堂ターミナル |
| 標高2450メートルの室堂に着くと8月というのに長袖・長ズボンでも肌寒い。天気は概ね曇りであるが 所々で晴れ間も見ることが出来た。8月ですが所々に残雪も残っている。なんでも”日本で一番宇宙に近い駅”だそうです。 室堂は黒部アルペンルートの一番標高の高い場所であり これ以上は下りとなります。殆どの人はさらに室堂駅からケーブルバス(電気で走るバス)乗り場へ進むが私たちは室堂で一泊する事になっているので今日の移動はここまで。 室堂駅は一階がケーブルバス乗り場・二階がホテル立山の入口や売店・三階が遊歩道への出口となっていた。売店も充実しており お土産は殆どが試食できるのが嬉しい。ここの立山ホテルもインターネットの調べたが 完全なリゾートホテルで料金が高く却下とした。遊歩道への出口が三階にあるとは思いもしなかったのでしばらく駅の中を放浪してしまいました。
三階の出口を出て直ぐのところに湧水が採取できるようになっています。しばらく歩く予定でしたので水筒に湧水を補給します。この水は全国名水100選にも選ばれています。 室堂付近の高山植物は保全につとめられています。しかし天狗平コースを歩いてもらうと判りますが 所々で荒れてしまった場所があります。ハイマツは直径10cmになるのに100年ほど必要と言われており チングルマはマッチ棒程の大きさになるのに30年かかります(気候が厳しいので成長が遅い)。歩道を外れて高山植物を踏みつけることのないようにしてください。 |
みくりが池 |
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みくりが池は 室堂にある4つの火口湖のうち最も大きく周囲は600メートル、水深は15mだそうです。擂り鉢状になっておりあまり近くことが出来ません。ほかにもみどりが池・血の池・りんどう池があり 中でもみどりが池は天気が良ければ水面に立山連峰が映って大変綺麗です。 2歳にもならない息子の手を引っ張って歩いていると すれ違う人々が”あんなに小さい子がスゴイ スゴイ”と口々に言われましたが そんな大したものではありません。 今回は久しぶりに一眼レフ(EOS-RT)を持ち出して期限が切れてしまったフィルムを消化します。オートブランケットでバシャバシャと消化します。 天気が小康状態だったのはここまで。これ以降急速に雲の量が増えて写真どころではなくなりました。私は低感度のフィルムばかり使うので暗くなるとお手上げです。 |
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みくりが池温泉 |
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昼食にカレーライスを食った後に 名物の温泉に入ります(もちろん有料です)。露天風呂はなく男女別の内湯です。直ぐ近くの地獄谷から直接噴湯を導いている強烈な硫化水素泉ですので乾燥肌の人は合わないと思います。後述の天狗平山荘のオーナーもここの温泉には入ることが出来ないそうです。 私は硫黄臭い温泉は大好きなので(というか硫黄臭のない温泉は温泉として認めない!)つい長湯をしてしまいました。風呂から出ると食堂で嫁と息子が待ってしましたが 息子がおばさん連中の注目を浴びてしまって大泣きし、結局風呂に入ることが出来なかったようです。折角ですので息子を私が預かって嫁はもう一度風呂に入りに行きました。 |
地獄谷 |
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地獄谷は 火山活動が非常に活発で、至るところから温泉がポコポコと噴きだしています。少し足を延ばすと轟音をあげてドバドバと湯を爆発的に吹き上げている場所があり どうみたって火口にしか見えません。こんなところに人を入れて良いのかと思うほどです。温泉は垂れ流し状態でそれが称名川の源流にもなっているようでした。川の真ん中からお湯が噴き出している場所もあります。
地獄谷の奥には雷鳥沢キャンプ場がありますが キャンプ道具一式をここまで運ぶのは骨が折れるので登山者向けです。夜も冷えるでしょうね。室堂ではお土産品しか売っていませんので 食料などもすべて麓の立山駅から持ってくる必要があります。なお標高が高いので水は92度で沸騰してしまいますので 圧力鍋でないとご飯は美味しく炊くことが出来ません。
右の写真で 上の方に見えるのはみくりが池温泉です。 |
天狗平へ |
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午後4時頃になったので地獄谷のT字路を天狗平へ進む。天狗平への歩道は途中まで地獄谷と同じような風景が続く。左手にはそのまま露天風呂になりそうな湯たまりが随所に見られる。ああ 立入禁止が悔しい。途中より高山植物観察?といった感じになる。 地獄谷から天狗平への道は途中ソーメン滝の沢を大きく迂回して遠回りしているので結構時間がかかる。バスだと室堂から天狗平まで5分だが この歩道だと1時間ほどかかる。この季節はちょうど高山植物の開花時期で それなりに綺麗です。 |
天狗平山荘 |
| 天狗平山荘は木造2階建で山小屋としては大規模だが ホテルとしてはチープと言う感じ。風呂はみくりが池温泉に入ったのでパス。ちなみに通常のボイラー風呂です。室堂近辺で温泉に入れるのは意外にもみくりが池温泉だけです。 一応個室にしましたが相部屋もあります。客室は15。部屋はシンプル。押入と簡単なちゃぶ台があるだけです。若主人は宿泊客とコミュニケーションを取ろうとして色々工夫されているようです。夜には山岳救助隊だった(?)お父さんのお話などが聞けます。標高は2300mありますので気管支喘息などの呼吸器疾患の方は夜寝苦しいこともあるようです。あとアルコールも良く回りますのでご注意を。 食事も豪華とはとても言えませんが それなりに工夫されておられるようです。時には珍しい山草なども出るようでした。 夜になると雨が降り始めて一面雲の中で何も見えません。星空を期待していたのですが・・・。 それにしても息子が良く泣いた・・・。壁が薄いので他の宿泊客の迷惑になるだろうと 抱っこして外に連れ出すこともたびたびでした。 する事がないので 午後8時頃就寝・・・・。午前0時には目が覚めてしまいました。うーむ・・・ -------------------------------- 天狗平山荘 佐伯賢輔 tel076-465-5767 fax076-465-6295 |