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DENON DCD-1630G

最終更新日  2006年1月16日

1989年 79800円

470W×122H×320D
10キロ

リアル20bit ラムダ スーパーリニアコンバーター  バーブラウン社のPCM1702???リアル20ビット8倍オーバーサンプリング4DAC装備。マルチビットの宿命であるゼロクロスひずみを波型をシフトさせることによって解消させたスーパーリニアコンバーター。これでDENONのCDはよく売れるようになった。

 

-----以下はDENONオフィシャルページからの引用です----

ラムダ スーパーリニアコンバーターは、LAMBDA(ラムダ)プロセッサーにより信号データにデジタル段階でバイアスをかけ(デジタルバイアス)、信号を+と−の二つに分けます。そして、D/Aコンバーターの後でそれを波形合成する方式です。 L/Rそれぞれ2個ずつのD/AコンバーターはLAMBDAプロセッサーで+側にシフトされたデータと-側にシフトされたデータによってD/A変換します。


変換後、差動アンプに入力し、+と−の直流分をキャンセルして再生信号を出力します。
特にゼロクロスひずみが問題となる小振幅のとき、+と−の二つのデータの中にはゼロクロス点が含まれないため、合成されたアナログ出力には、原理的にゼロクロスひずみが発生しません。
また、データを二つの異なったデータに変換してから合成するため、元のデータが持っていたひずみ成分は、合成後には分散・平均化され、ひずみのレベルは1/2に減少します。
通常の2D/Aシングル動作と比較し4D/Aプッシュプルによる出力は、出力値が大きくとれる為ダイナミックレンジの拡大と、SN比の向上に一層の効果を発揮します。
このように“4DAC LAMBDA S.L.C”は、ゼロクロスひずみが発生しないリニアリティに優れた再生ができ、また、すべてのレベルにわたりひずみの改善がなされ、理想的な音楽再生を可能にした画期的な方式です。そして、リファレンスにふさわしい高音質・高スペックを実現しました。

 

-----ここまで 引用-----


この図は当時のCDプレーヤーによく添付されたものです。ビット数が多くなればなるほど、オーバーサンプリングの周波数が高くなるほど 音が滑らかになるような印象を与えます。しかしCDの元々のデーターは16ビット 44.1KHZですので 擬似的な補正に他なりません。

自作のDACなどには ノンオーバーサンプリングと8倍オーバーサンプリングを切り替え試聴できるものが存在しますが、両者には顕著な差が無いばかりか ノンオーバーサンプリングの方が音が良い(?)という逆転現象も報告されています。

 

さて キンキラキンでサイドウッド付きで高級感抜群です。内部はデジタルアナログの共用の一枚基板でよくある茶色の基板が使用されている。電源トランスもデジタルアナログ共通で1個です。DENONの低価格-中級機は、他社と比較してあまり内部がぎっしり詰まった機種が無い様に思います。

音は ちょっと若者向けの音作りをしているような気がします。CDP-555ESDに全ての面で負けており持っている意味がなかったので 手放した。

1990年9月のステレオ誌に福田雅光氏のレポートがある。
1630は鮮明でクリア。力強い低音とメリハリの効いた明るいキャラクターが基本。高域はスリリングな面もあるが、解像度と立ち上がりは優れたものがある。
エネルギー感・ダイナミックな表現という点では魅力的だが、高域の質感に硬さがある。

継承モデルはDCD-1650(89800円)。1万円アップの出世バージョンアップである。1650はご存知のように、このあと長きに渡ってバージョンアップを繰り返すことになる。

外観デザインは1630G→1650では変化はなく、サイドウッドなども同じ。ドライブメカ部分も共通である。しかし内部のパーツのグレードやトランス容量は強化された。特にトランスは2倍くらいのサイズに変更された。内部構造も両サイドに補強のビームが追加されて剛性が上がっている。電源ケーブルも太くなり極性の表示もされるようになった。外形サイズは 幅と高さは同じであるが 奥行きが4センチ延びて36センチになった。脚は変更はない。D/Aコンバーターは20ビット4DACにグレードアップ。音もやや高音が強調されていた1630と違って、さりげない低音・上質な表現。中域から高域の表現が爽やかで細かく、質感もクリーミーで伸びやか。音場・雰囲気も豊かになっている。

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