オーディオ解体新書>SONY CDP-555ESA

 

SONY CDP-555ESA

最終更新日  2006年10月29日

CDP-555ESAは 1991年発売 90000円のモデルです。1989年のCDP-Xシリーズからマルチビットから、NTTが開発したMASH型1ビットDACに独自改良を加えた自社開発のパルスDACを採用しており、本製品はその2代目であるCDP-X555ESの改良モデルです。


470W×125H×375D
13キロ
ちょうどX333ESにサイドウッドをつけたサイズと重量になる。
後ほど紹介するが、シャシーやトランスなど共通部品もいくつかある。

アドバンスド・パルスD/Aコンバータと45bitノイズシェイピングデジタルフィルター、ハイプレシジョン・デジタルサーボとブラシレスサファイア軸受けモーター。この辺が特徴か。

カスタムファイルやカスタムインデックス・プログラムバンクといったCD情報のメモリー機能があるが、説明書が無いので使用の方法はわからない。CDを編集してプライベートなミュージックテープを作成するのに便利らしいが、操作がややこしく実際活用された方も少ないだろう。また今となってはCDをテープに録音することなぞ皆無であろうから、特に必要性は感じられない。この辺のことはCDP-X333ESと同じである。


ただし本体には10キーはない。


CDP-X333ESとの比較
デザインは細部異なるが、同じシャシーなので基本パーツは同一である。


天板はトップ4本、リヤ3本の合計7本のビスで固定。
裏に制振材を4種類、貼られている。アルミ製


内部構造
このモデルからピックアップのコントロール系の回路が高度に集積化され、ドライブメカと一体化されます。本体右側にはアナログ系回路とDAC関連回路しかなく、非常にスッキリした印象です。

ピックアップ系回路の整理が一向に進んでいないCD-α717DRなどと比較すると良く判ります。


巨大なトランスであるが、おそらくCDP-X333ESと同一だと思う。



ドライブメカ後方の整流回路
デジタル系やコントロール系などの回路だろう


MUSEやシルミックといったオーディオ用コンデンサーが使われていないのが残念。


クランパーの支持構造には粘着性のある弾性体が貼られており、共振を防止している。トレイも左右1対の固定具で再生中は押さえつける構造になっている。モーターはブラシレスのサファイア軸受けモーターが使用されている。これについてはCDP-555ESJのページで紹介しているので、そちらを参照してください。

ピックアップはCDP-555ESJと同じKSS-272Aが使用されている。

 


中央下のマークのしたにDACチップがあります。(基板裏側)
手前がDAC関連回路、奥がアナログ回路、一番奥がアナログ系電源回路


中央やや左手のコンデンサーがAVFコンデンサー50V 1000μF


クリックすると大きなサイズの写真が表示されます。
黒と緑のトランジスターのようなものは、出力段を構成するMOS-FET
日立製のK213とJ76です。


ヒートシンクに取り付けられているのは、レギュレターかと思いきや、NEC製の低周波用トランジスターの2SA1129/2SC2654だった。銅メッキビスでヒートシンクに取り付け。


IC402とIC403は、NE5532Pオペアンプである。
IC401は、三菱製の5238
OP27GPもオーディオ用ローノイズオペアンプ
場所によって4種類のオペアンプを使い分けている。(クリックすると大きな画像が出ます)

 


脚は無垢のセラミックで、塗装されている。
CDP-338ESDの頃からSONYの中級以降のCDプレーヤーに使用されているが、非常に割れ易いので注意が必要。


設置面はゴムシートが貼られている。


底面
すでにセラミック製の脚は取り外している。


底板
ぶ厚い鉄板が使用されている。


メカ部分の底
ピックアップのコントロール系回路が見える。上面からは見えない。


SONY M37451M8-161FP ピックアップからの信号を処理するLSI


右中央の大きなチップがアドバンスト・パルスD/Aコンバータ CXD2562Q
555ESAでは1つだけであるが、上位機種のCDP-777ESAでは左右別で合計2個のCXD2562Qを搭載している。
その右のチップがデジタルフィルタのCXD2560M

 


半透明のES基板が使用されている。


CDP-X333ESと比較試聴中。


私の音のコメントはこちらの該当項目をご参照ください

 


アンプはTA-FA50ES(陰になって見えていない)
スピーカーは YAMAHA NS-670を使用した。

CDP-555ESJとの比較もしたいところであるが、すでに555ESJは手元にない。・・・・残念

 

 

 

オーディオ解体新書>SONY CDP-555ESA