
正面のデザインは この前モデルのα707と基本的に同一.ピカピカの漆塗りのようなデザインは画期的でしたが内部デザインや回路的にはAU-D707Xと比較して外観ほどは変化がありません.α707の改良機と考えています.主な違いはボリュームの品質とコンデンサー下の定電圧回路のようです.
重さは実測で19キロ(公称は20.5キロ)
1987年発売 129000円
160W+160W(6オーム)
448W×160H×441D
天板は普及機によくある単純なコの字型のもの.裏面の塗装はご覧のとおり.固定するねじも銅メッキされていない.

というかこのアンプには銅メッキパーツは一部を除いて全く使用されていない.

サイドウッド代わり?か サイドに取り付けられたパーツは外観上アクセントにはなっているが,ダイカスト製かと思いきや チープなプラスチック製であった.取り外しには6角レンチが必要.

トランスはさすがにでかい,トロイダルではなくEIコア。電解コンデンサーは2本ペアではなく、違う種類を組み合わせて使用している。アースがフローティングしているバランスアンプだからこそ可能な事である。
AU−D707X などは銅メッキシャーシにトロイダルトランスだったが、AUーD707X DECADEからEIコアに変更されている。AUーD707X
DECADEとサイズが同じで このあとのモデルのAU−α707L EXTRAも同じサイズです。138×115×63o、電力容量356VA。一方プリ基盤などはAUーD707X
DECADEはむき出しですが、αシリーズになってキチンシールドされています。


具体的にはピュアフォーカス(日立)(80V 6800μF)とグレートサプライ(80V 12000μF)が使用されている。

電解コンデンサーの下にはイコライザーやドライバー段用(?)と思われる定電圧回路がある。ここにはU-CONのグランドユータイプのメタライズドポリエステルフィルムが4つ使用されている。

日本ケミコンのAWDというコンデンサーが全体的に多く使用されている。日本ケミコン社製のハイグレードオーディオ用コンデンサー

アキュフェーズの製品にも多用されているコンデンサーのようです。あとファイナル近くにもU−CONのフィルムコンデンサー(品番不明)が合計4つ使用されています。

また銅箔スチールコンデンサーが所々使用されています。イコライザーの基盤ではNS−Iという品番の黒い電解コンデンサーが頻用されていました。この黒いパーツはコイル。AU-α707ではむき出しであったが、707iでは黒い被覆がされている。

ヒートシンクは指ではじくと盛大に共鳴する。天板に防振材が貼ってあり、天板とヒートシンクに接触するようになっているようだが、入手したアンプでは防振材がヒートシンクに接触しておらず意味を果たしていなかった。

出力段のトランジスターは底板をはずさないと見えない。このアンプの中で唯一銅メッキのネジで固定されている。
707iはMOS-FETは使用していない。
NM-LAPTではない通常のLAPT素子である
サンケン電気製 LAFT素子 2SA1386/2SC3519 が使用されている。
AU-α907iでは 一回りPc(W)が小さいLAPT素子 2SA1303/2SC3284が使用されている。
AU−α707L EXTRAからは、非磁性体化されたNM-LAPTが採用となる。
足は5脚であるが、軽量級。

電源ケーブルもキャブタイヤでなく いわゆる家庭用電気製品のケーブルである。ボリウムのつまみの無垢ではない。トーコントロールのつまみなどは引っ張っただけで抜けてしまうプラスチック製で39800円のアンプと同じクオリティーで、少しいただけない。
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