車載ビデオの薦め

車載ビデオはサーキットでの技術向上に非常に有用です。
手間がかかるのは事実ですが 是非とも撮影をお勧めします。 走行後の復習にはもちろん次回の予習やイメージトレーニングに役立ちます。

私の撮影した車載映像はこちら

 

 

 

私が経験的に思ったことで きちんとした技術的根拠に基づいた記載ではありませんので参考程度にしてください。随時訂正していく予定です。
2008年4月8日 11:06 pm 更新

Q&A

ビデオの機種は?

後々の編集を考えるとデジタルビデオがお勧めですが PCで編集をしないなら従来のアナログビデオ(Hi8等)でも十分実用になります。

デジタルビデオにもいわゆるRAMに記録するタイプやHDDに記録するタイプ、DVDに記録するタイプがありますが、車の振動とGがありますので、一番のお勧めはRAMに記録するタイプです。

固定方法は?

リヤストラットバーを利用して固定される方が多いようです。またロールバーの固定ボルトを利用するもの悪くないです。市販の専用固定具もありますが1万円以上と高価です。荒技として三脚を後部座席に設置されている方もおられますが非常に不安定で走行中に三脚が倒れる事もあるのでお勧めしません。

ビデオ底面のねじ穴を使用して固定しますが それだけだと不十分です。マジックテープやゴムバンドで取り付けを強化されている方が殆どです。

市販のステーを組み合わせて純正のリアタワーバーに固定していた時期もあります。
現在はロールゲージに固定しています。
この位置だとワイドレンズがあったほうがいいですね
画角は?

基本的にワイド端いっぱいです。ビデオをゴムバンドなどで縛る場合はズームボタンに接触しないように気を配る必要があります。走行中に震動でバンドがずれてズームボタンに接触し 望遠側いっぱいになってしまうこともあります。

市販のビデオカメラは望遠側のみ重視され ワイド側は不足していることが多いので市販のワイドレンズ(接続部分の直径を確認の上購入すること)を装着した方がアングルの自由度が向上します。

露出は?

露出はマニュアルで合わせた方が無難です。
内装が黒ですので輝度差が大きく画角によっては内装に露出が合わされ窓の外は真っ白け・・・・と言うことがあります。

その辺は機種による違いが大きいので必ず走行前に確認してください。オートで綺麗に撮影できるに越したことはありません。またマニュアルで露出を合わせる場合もビットの中ではなくパドックに出て露出を合わせる必要があります。ヒットの中は思いの外暗い為です。

走行中の注意は?

必ず窓を閉めてください。窓からの風圧と振動で録音が台無しになってしまいます。窓を閉めた方が絶対に良い音で録音されます。夏は辛いでしょうが・・・。
機種によっては風切り音の軽減装置が付いている機種もありますが 単なる低音カットフィルターなので役立ちません。ミニサーキットではそれほどスピードがでないので 案外だいじょうですが・・・・

もちろん走行前には助手席は倒してください。

手ぶれ補正は?
手ぶれ補正は一部機種を除いて画質が落ちますし誤動作の可能性もありますので原則的にはOFFにします。カメラの固定具の剛性が低く震動が激しい場合はONの方がよいこともあるかも知れません。
リモコンは?

走行会によっては ピットロードに並んでから実際の走行開始まで時間がかかる場合があります。その間ビデオが回りっぱなしなので リモコンがあれば走行開始直後に撮影開始が可能ですので有効活用されている方もおられます。

しかし実際に撮影されているか確認が難しいのと 走行中に間違ってリモコンのボタンが押される可能性があるので そういった不確定要素排除のため私は使用していません。

カメラの向きは?

基本的には前向き(当たり前)ですが ワイドレンズを装着した場合はハンドル操作も見えるように運転席側に振った方が良いようです。後ろ向きに装着したこともありますが 全く学習にはなりません。

一番勉強になるのは後続車からの車外撮影ですが(いわゆる追っかけ撮影) 友達と交渉して見てください。クリップに付けていないとか ハンドルの切り込みが速すぎる等 いろいろな点が見えてくると思います。

バッテリー
最近の機種では丸一日の撮影は全く問題ありませんが 旧機種ではバッテリーが直ぐに疲弊してしまいます。シガーソケットから電源を取れるアダプターが市販されていますので(5000円から10000円前後) それにACアダプターを装着すれば電池切れの心配はありません。
カメラも電池の分軽くなるので震動の面で有利です。 しかし走行中にACアダプターがコンセントから抜けてしまうことがありますのでガムテープなどで厳重に固定してください。
アナログでの編集は?
アナログビデオの場合はビデオのダビングの要領と同じです。ビデオデッキとカメラを接続してコピーしてください。パソコンで編集したい場合はキャプチャー機能搭載のPCIカードの増設が必須になります。(パワーマック8500や8100には標準で搭載)デジタルでの編集を念頭に置いた場合は 迷わずデジタルビデオを選択すべきです。
デジタルでの編集は?(マックの場合)

標準でiMovieという非常に簡便なソフトが付属するので,初心者でも説明書を読まなくても30分ほどでビデオの編集ができるようになります。

デジタルでの編集は?(Windowsの場合)

Windowsの場合もWindows Media エンコーダWindows ムービーメーカーといった無償ソフトが配布されています。当初は機能的にiMovieに見劣りする上で使い勝手が悪かったのですが Windows ムービーメーカー2になってからは iMovieに劣らないほど使いやすくなりました。

デジタルビデオ端子が無い場合 PCIカード(3000円から7000円程度)の増設が必要になります。

圧縮のコツは?(フォーマット編)

マックの場合はデフォルトの設定で概ね良好です。

Windowsの場合 標準設定されているwmv(windows media video)方式だと 低いビットレートにしてしまうと、バックにジャラジャラというノイズが入ることが多いようです。 多くの圧縮方式は人の声を基準に作られているので自動車の排気音は綺麗に圧縮できないのかもしれません。

主なフォーマットの紹介

mov

Macで標準のフォーマット。古いバージョンの書類はwindows media playerでも再生できますが 基本的には再生専用ソフトのquicktime playerをappleのWEBからダウンロードしてください。

Windowsでmov方式で圧縮するときは 有償のソフトを使用するか quicktime playerを登録してPROバージョンに(有償)するしかありません。quicktime playerPROではmovへの圧縮の他 簡易編集機能やストリーミング編集機能も提供されます。

MacユーザーはiMovieが安価で手に入りますので それを使用してください。

圧縮時には様々なcodecを選択する事が出来ます。

rm

real netwark社が押し進めるフォーマット。再生専用ソフトの起動が遅く 私はイマイチ苦手。アダルト系サイトでのエロ動画の配信によく使用される。専用のソフト以外では再生できないのも×。

圧縮はビットレートを指定するのが基本。少しブロックノイズが目立ち画像はイマイチな印象。無償の圧縮ソフト(real producer basic)も配布されているが 大ざっぱな設定しかできない。

ちなみにramフォーマットは 同じreal netwark社のフォーマットですが こちらはストリーミング用のフォーマットです。

wmv

microsoftの現在の標準フォーマット。
圧縮はビットレートを指定するのが基本でcodecの指摘は無い。圧縮にかかる時間は短く意外と高画質です。基本的にはストリーミングが前提のフォーマットのようです。レートを高めにしないと 激しく音質が悪くなります。

windows media videoにもバージョンによる違いがあり旧バージョンのplayerでは最新バージョンを再生できません。またver9からは音質もかなり良くなっている印象を受けました。

microsoftから無償の圧縮ソフトがダウンロードできます。

asfフォーマットはwmvフォーマットの前世代のフォーマットです。

mpeg

mpegにはビデオCDで使用されるmpeg-1とDVDで使用されるmpeg-2があります。両者は簡単に判別できません。両者とも固定ビットレートなので圧縮の効率は良くありません。

またmpeg-2は DVD再生ソフトをインストールした環境でないと再生できないので汎用性に欠けます。また高画質ですが エンコードや圧縮に手間がかかりファイルサイズもそれほど小さくならないので配信には不向きです。

mpeg-1は画質が今ひとつですが再生時のCPU不可が少なく 低スペックのマシンでも再生可能です。また様々はソフトで再生可能なので意外と根強い人気があります。アナログビデオをPCでキャプチャーすると普通はmpeg-1で圧縮されます。

mpeg-4というフォーマットもありますが まだまだライセンス問題で紛糾しており 一般的ではなく配布には適しません。DivX5などはmpeg-4の技術を応用したcodecです。

avi

windows3.1の時代に使用されていたmicrosoft標準フォーマットです。

つまりwindows用の標準動画フォーマットというのはavi・wmv・asfと 3つもあることになります。

wmvと異なりmovのように様々なcodecを使用可能です。使用できるcodecは非常に多く 最新式のDivX5 codec等も使用可能です。

ただし再生側に同じcodecが無いと再生できないので 普及していない特殊codecは避けるべきだと思います。もちろん自分だけで鑑賞するだけなら問題ありません。

再生できるソフトも多いです。movと共にお勧めできるフォーマットです。

プロ向きのmov,マニア向きのaviといった感じでしょうか?

圧縮のコツは?(codec編)

−音声のcodec−

以下のように色々なcodecがありますので試してみてください。

  • IMA ADPCM
  • Microsoft ADPCM
  • Sipro Labs ACELP
  • Microsoft Windows Media Audio 8
  • Microsoft Windows Media Audio 9
  • mpeg-layer3
  • Qualcomm pure voice
  • QDesign Music2
  • MACE3:1
  • MACE6:1
  • μLaw 2:1
  • A-Law

一般的にはmp3方式をお勧めしますが Microsoft Windows Media Audio 9もかなり音が良くなってきています。

Qualcomm pure voiceなどもwmaと同様にバックにジャラジャラしたノイズが入ってしまい 車載映像の圧縮には不向きなようです。


画像圧縮のcodecは下記のようなものがあります。

−動画のcodec−

  • Microsoft Windows Media Video 7/8/9
  • Microsoft MPEG-4 Version 2/3
  • ISO MPEG-4 Video Version 1.0
  • Windows Media Screen V7
  • Intel Indio videoR3.2/4/5.1
  • Planar RGB
  • cinepack
  • sorenson video3
  • DivX4/5/6
  • angel potion
  • motion jpeg
  • XviD

フォーマットよっては選択できないcodecもあります。DivX4やDivX・XviDは 圧縮結果は良好ですが codecが普遍的ではないのでwebでのダウンロード配布には不向きです。WIN-MXの世界ではDivXは常識となっていますが 一般ではまだそうでもないでしょう